光学波長分解能
光学波長分解能 半値全幅(Full Width Half Maximum:FWHM) - は、グレーティング(リンク:技術資料グレーティング)の刻線数(Lines/mm)と、入射光学系(入射スリット幅もしくは光ファイバ径)に依存します。分光器の仕様を決定するためには、以下2つの重要なトレードオフの関係があります。
- 波長分解能は、グレーティング(リンク:技術資料グレーティング)の刻線数が増えれば波長分解能は向上しますが、測定可能な波長範囲は狭まり、分光器のシステム感度(リンク:分光器のシステム感度)が落ちます。
- スリット幅もしくは入力光ファイバ(リンク:光ファイバTop)コア径が細くなれば、波長分解能は向上しますが、分光器のシステム感度は落ちます。
光学波長分解能(nm)の計算方法 概算
- グレーティングの測定バンド幅を決定します。
*ご選択の分光器の各種ページ<グレーティングリスト>の“測定バンド幅”を確認してください。
- グレーティングの測定バンド幅をディテクタ素子数で割ります。その値は波長分散(nm/1素子)となります。
波長分散(nm / 1素子) = グレーティングの測定バンド幅(nm) / ディテクタ素子数
下記の表は各種分光器のディテクタ素子数を記載しています。
- ピクセル分解能を決定します。
下記の表は各スリット幅によるピクセル分解能を記載しています。スリット幅は異なりますが、スリット高は全て同じです(1000 μm)。
- 光学波長分解能を計算します。
光学波長分解能(nm) = 波長分散(nm / 1素子) × ピクセル分解能(nm)
例:グレーティング#3、スリット幅10μmのUSB4000分光器の光学波長分解能計算方法
650 nm(グレーティング#3の測定バンド幅)/ 3648(USB4000のディテクタ素子数)= 0.18 nm
0.18 nm(/1素子) × 5.6ピクセル = 1.00 nm
*上記算出での光学波長分解能は参考値となります。